メフィスト何とか入手しました。そしていろいろたまげた。
まだ途中なのですが事件そのものと関係ない部分がいろいろアレで吐き出さないとこの後読めない。
激しくネタバレ感想なので畳みます。
石岡和己、不惑にしてモテ期到来。というどうかと思う出だしから始まるこの作品。
私シリーズ読む時は、事件当時の二人と執筆当時の石岡君を並行して想像して萌えるという我ながら器用なことをしているので、今回は60越えた石岡君がPCの前で真っ赤になって
「これ書くの恥ずかしいなあ若気の至りってこういうことだよなーでもこの時もうそんな若くなかったよなーああやだ恥ずかしいやめよう！…でも書かないと進まないしー」と
延々プルプル悶えてるのを想像して一周回って萌えたのでアリです。タイ料理屋で思わず女の子口説こうとしてるアレも「どこのオヤジか！」って感じでしたが。
まあいけないことはしようとしても体が動かなくてどうせできないわけだし…「女性に何かしようとすると体が動かなくなる」って自覚症状があるということはあれ以来つまりそういう事態が何度かあったわけなので、別にガチホモじゃないし原作はそうであるべきなんですよ。うん。だがしかしパロサイあたりの描写と比べるとどうなんだろう。この石岡和己同じ人なのか。いや御手洗がいなくなっていろんな意味で自信がなくなってからのあのキャラだし。というかこの後どうせ龍臥亭になるし！（何という納得の仕方）
そして確信したわけですが、この人里美のことは本当に彼女とは思っていないんだなあ。(※H25.4.10あとからじっくり考え直したらそうでもないかもしれないのでここだけ訂正）多分すごく彼女の存在には救われただろうし大切だと思ってるのは間違いないんですが、石岡君側から進展することはありえないなあと。
んで御手洗さんの『SHEROCK』ばりのやたら細かい人間観察披露。なんでこの人同居人の一番お気に入りの靴だの彼女ができると着メロを変えるだの知ってるの。そしてどうせ女性全般ダメって言う癖に「煙草を吸う女性だけは駄目だ」って何の束縛。
P6コーヒー飲んでますな。ということはこの時点でもう宮田君とは連絡を取ったんだなあ。ああマイ設定の時系列変えないと…。
ジャーマンシェパードの下りですがうちの犬はダルメシアンの入ったミックスで体長１ｍ弱、体重２０㎏あって超引っ張るのですが、この推理だと散歩させてるのは私ではないということになるというどうでもいい話。この後のサーティーワンアイスのエピソードなんて要るのかなあ…これがなんかの伏線になってたとかないよなあ。
この後の事件自体の話は置いといて、さくらの反応が二次にありがちないわゆる「腐女子代表ファン」ともちょっと違った、ゲイ応援的な感じなのがまた『SHEROCK』みたいだなあ…とちょっとげんなりしてみる。あるべき石岡君的な反応ってさくらの思惑に気づかないでエプロンを喜んで受け取って「なんでこんなリボンついてるんですか」とか聞くような感じじゃないですか。こんなピンとくる人じゃないじゃないですか。どうなんだろう。私二次に毒されてるの？
そして携帯。
石岡和己の携帯。
この人『クロアチア人の手』で初めて携帯持ってるのが確認されたかと思いますが。『最期のディナー』で連載のためにポケベル持たされたってブーブー言ってませんでしたっけ。
まあこの時は携帯持っててすぐ手放したでもいいですよ。だが当時絶対にDLできる着メロというものはこの世に存在しなかった。着メロという概念自体がない筈です。というかポケベルの時代ですよ。
実は御手洗はちょくちょく日本に帰ってきてこの事件は９８年くらいなんだけど９３年以降日本に帰ってきていないことになってるから…と時系列にフェイクを入れたけど細かいところで失敗しましたテヘペロ☆ってことでいいですか。
何というか事件よりもこういう細かいところが本当に気になって気になって頭に入ってこないダメダメな感じです。
別に絶望するような内容ではないですしそれなりにニヤニヤできるので、まだ読んでない方はまあ細かいことは気にせずどうぞとだけ言っておきます。
でもなーこの後に来るのが『最後の一球』と『龍臥亭事件』だと思うと、これ本当にこの時期の事件？と疑わずにはいられない。
全然関係ないのですが、瀬戸内海のジオラマの名古屋港版を研修で見せていただいたのを思い出しました。本当に精密で大規模で迫力があった。
いつものようにとっ散らかって終わります。